厨房機器・ステンレス什器づくりの裏側を知る回
厨房機器やステンレス什器は「見た目の美しさ」と「衛生面の信頼性」が同時に求められる、実は難易度の高いものづくりです。シンクや作業台の溶接跡が目立つ、角の処理が甘くて拭き取りにくい——そんな悩みを抱える現場は少なくありません。
外注に頼ると、仕上がりのバラつきや納期の遅れに悩まされがちです。今回は、厨房機器・ステンレス什器づくりの裏側にある工程の考え方を整理してみます。
厨房什器づくりで求められる品質とは
厨房機器やステンレス什器は、食品を扱う現場で使われるため「衛生的に保てる形状」であることが大前提になります。角が丸く仕上がっているか、溶接跡に段差がなく汚れが溜まらないかといった点が、品質の良し悪しを分けます。
見た目の美しさも軽視できません。飲食店の厨房やホテルのバックヤードに設置される什器は、お客様の目に触れる場面も多く、傷や歪みがあると信頼感を損ねてしまう場合があります。
- 角の処理と溶接ビードの滑らかさ
- 板厚に対する歪みの出にくさ
- 表面の傷・焼け跡の少なさ
こうした要素は、切断・溶接それぞれの工程で積み重なっていくものです。
切断工程で差がつくステンレスの扱い方
ステンレスは熱に弱く、切断時の入熱が大きいと反りや変色が出やすい素材です。厨房什器のようにシンプルな形状でも、板厚や形状によって切り方を工夫する必要があります。
ファイバーレーザー切断機は、従来の加工方法に比べて入熱をコントロールしやすく、薄板から中厚板まで比較的きれいな切断面を得やすいとされています。窒素アシストガスを使うことで、酸化による変色を抑えられる場合もあります。
多品種小ロットが多い厨房機器の現場では、段取り替えの速さも重要です。データさえあれば形状変更に素早く対応できる点は、内製化を検討する大きな理由になります。
溶接・仕上げ工程で美しさを作り込む
厨房什器の見た目を決めるのは、切断よりもむしろ溶接と仕上げの工程だと言われることが多いです。従来のTIG溶接では入熱が大きく、歪みや変色が出やすい場面がありました。
レーザー溶接は入熱を絞り込みやすく、歪みを抑えながら美しいビードに仕上げやすいという特徴があります。ハンディタイプの溶接機を使えば、現場での補修や部分溶接にも柔軟に対応できる場合があります。
仕上げ段階では、サビや酸化被膜を薬品を使わずに除去するレーザークリーニングも有効な選択肢です。接触式の研磨に比べて母材を傷めにくく、衛生面が求められる厨房什器との相性は良いとされています。
内製化で変わる厨房什器製作の進め方
切断・溶接・仕上げを外注すると、工程をまたぐたびに納期が積み重なっていきます。小さな形状変更があるだけでも、再発注や打ち合わせが必要になり、スピード感を失いがちです。
これらの工程を社内で完結できれば、試作から量産までの流れをコントロールしやすくなります。急な仕様変更やサイズ違いの追加注文にも、柔軟に応じられる体制づくりにつながります。
どの工程から内製化を始めるべきか迷う場合は、まず自社で一番外注費がかさんでいる工程や、納期遅れの原因になっている工程から見直すのがおすすめです。
よくあるご質問
Q. 厨房什器のステンレス溶接は歪みやすいですか?
A. 入熱の大きい溶接方法では歪みが出やすい傾向があります。入熱を抑えやすいレーザー溶接を使うことで、歪みを抑えられる場合がありますが、板厚や形状により条件は異なります。
Q. 切断面の変色(焼け)は防げますか?
A. 窒素などのアシストガスを使うことで、酸化による変色を抑えられる場合があります。ガスの種類や圧力は素材・板厚により調整が必要です。
Q. 小ロットの什器製作でも内製化のメリットはありますか?
A. 多品種小ロットほど外注での段取り替えに時間がかかりやすいため、内製化によって対応スピードを上げやすくなる場合があります。まずはお問い合わせください。
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ボスホスレーザー(代表 林 亮摩)
TEL 058-294-7333/FAX 058-294-0020
メール lasermachine.com@gmail.com
〒502-0013 岐阜県岐阜市中川原4丁目47番地 サンマックスビル
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| 最大マーキング速度 | |
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